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故郷のみなさまの健康を管理し、豊かな生活を末永くサポートします。
祖父、父と、この地域のみなさまの健康を代々支え続けてきた当院を継ぐにあたり、個人のクリニックだからこそできる医療スタイルを日々考えながら、今後も末永く、みなさまの豊かな生活をサポートいたします。
医師を志した理由は何ですか?
岐阜県と滋賀県で勤務医をしていた頃の父の姿を見て育ちました。私が小・中学生の頃、周りの人たちから頼られている姿を間近で見たことや、私が体調を崩したときなど、父がそばにいてくれてほっとした記憶が今でも残っています。
そんな思い出もあり、私も同じように、故郷で人から頼られる医師になりたいと思うようになりました。
消化器を専門にされたきっかけを教えてください。
岐阜大学医学部附属病院では、消化器内科と血液内科、神経内科を幅広く診ることができる第1内科に入局しました。そこでは、さまざまな病気の診療に携わりましたが、「食べる」という、人の生活に密着した臓器を扱う消化器内科が、私には合っていると感じたことがきっかけだと思います。
また、大学時代はネズミの肝細胞を使った研究をおこなっていたため、身近に肝臓の疾患を得意としている先生が多くいる環境でした。開業後も肝疾患の患者さまを診ることができるのは、このような経験があるからだと思っています。
日々の診療ではどのようなことを心がけていますか?
当院は祖父と父の代から地元に密着し、約70年間この地域のみなさまの健康を支え続けています。一度閉院しておりますが、旧塚田医院時代から知ってくださっている方もおりますので、そのイメージに傷を付けないよう努めています。
例えば、高齢の患者さまからお話を伺う際には、重要なことを聞き出す話し方を工夫しています。また、農業をしている方の勤務事情や地元の行事など、地域の生活スタイルも考慮に入れつつ、検査や治療の計画を組むよう気を遣っています。
医師としてのやりがい(うれしかったエピソードなど)を教えてください。
患者さまに感謝していただけたときですね。軽い疾患から重い疾患まで、さまざまな患者さまが来院し、当医院で対応したり、医療機関を紹介させていただいたりしています。がんなどの命に関わる疾患を早期に発見し、救命につなげられたときに感謝していただけると、やはり、医師としてうれしいです。
院内空間ではどのようなことにこだわっていますか?
病気でお悩みの方は気分も沈んでしまうことが多いので、院内は明るい色を使っています。また、バリアフリーで、余計な壁を取りはらい、患者さまが移動しやすい設計にしています。お手洗いも広めに作ってありますので、体が不自由な方でも利用しやすいかと思います。
最後に、今後についてひと言お願いします。
できるだけ病気の見落としがない診療を目指してまいります。新しい医療に対しても知識を深めながら、超高齢化が急速に進んでいるこの地域のみなさまに合った医療スタイルを日々考え、地域の生活がより豊かになるよう貢献できればと思います。スタッフの体調管理にも気を配りながら、末永く続けていきたいです。