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検査の受け方
胃カメラ
胃カメラは、外来にて随時予約を受け付けています。検診異常や自覚症状のある方はお気軽にご相談ください。ただし、内服されているクスリの種類によっては組織検査(生検)ができない場合や、全身状態によっては検査を受けていただけない場合もあります。
検査の苦痛を緩和するために鎮静剤を希望される場合は、当日、自動車、バイク、自転車の運転はできません。ご家族同伴またはタクシーでお越しください。
大腸カメラ
完全予約制です。前日の夜に下剤を内服いただき、当日は朝9時から腸管洗浄液1~2リットルを3時間ほどかけて飲んでいただきます。便が透明できれいになった段階で肛門から内視鏡を挿入し検査を行います。検査時間は30分程度です。粘膜異常があった場合は組織の一部を採取(生検)し、ポリープがあった場合は、高周波電流にて切除いたします(ポリープ切除にあらかじめ同意された方のみ)。
ポリープ切除にかかる時間は30分前後で、7~10日後に病理結果の説明の為に来院をしていただきます。ポリープ切除を受けられた方は、1週間、アルコール、中等度以上の運動、旅行は避けていただく必要があります。※基本的に検査と切除は同日ですが、ポリープの大きさや内服している薬の内容により後日になったり病院にポリープ切除を依頼することもあります。
なお、複数の抗血小板薬または抗凝固剤を内服されている方、透析されている方、心不全などで日常生活が制限されている方、2㎝以上のポリープを有する方については、当院でのポリープ切除はできません。ポリープ切除の適応があれば総合病院へ紹介いたします。
インフォームド・コンセントについて
医療行為はそれを受ける方の利益のために行うものであり、医師が相手の承諾なく行ってはなりません。インフォームド・コンセントとは、『検査や治療の内容について十分な説明をうけて十分理解したうえで、検査や治療を受ける方が自らの自由意志に基づいてその検査や治療方針について合意すること』を意味します。ここでは、さまざまな医療行為を受け入れるか否かは最終的に医療を受ける方が決めるという、自己決定権を尊重する考え方が基になっています。なお、未成年者を含め、自らの判断が困難である場合はご家族や後見人の方にその判断をしていただきます。
当院の内視鏡機器
胃カメラとしては、通常のファイバー以外に、鼻からの挿入も可能な直径5.9mmのファイバーも用意しています。これにより、胃カメラの検査をかなり楽に受けていただけるようになりました。
また、全て分光画像処理機能(下図)を搭載しています。これは特定周波数の光を拾い上げることにより、粘膜表面の微細な変化を検出し、通常観察では分かりにくい平坦型の早期癌などを発見しやすくする機能です。
消化管内視鏡検査を楽に受けていただくことが、疾患の早期発見には大切であると考えています。
お気軽にご相談いただければ幸いです。